東海道貨物線散歩（３）大井ふ頭エリア

田町付近～品川ふ頭と進んできましたので、このまま大井ふ頭に進んで終わりにしてみます。



まずは貨物線と関係なく、大井ふ頭の入り口にある大井火力発電所です



天王洲側から見るとこんな感じの場所。そして



大井ふ頭側から見るとこんな感じ。ただここは2016年より長期停止中ということで稼働はしていません。また都市部に属しますのでできた電力を送る送電線も地中にあります。



さて、その大井ふ頭に入ると今まで高架線だった新幹線と貨物線ですが地上に降りてきます。よってこのように視界のすぐ横に位置するようになります。
すぐ近くだからと言って「新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法」の扱いはありますので厳重です。



北部陸橋にあがると、田町の札ノ辻以来久しぶりに貨物線を見下ろします。

http://mirai-report.com/blog-entry-1154.html

こちらのサイトの記事によると左から2本目のレールのない線路はこの先でトンネル入り口があり、そのままりんかい線へとつながるところでもあるようです。開通していたらどうなっていたんだろう。



この北部陸橋は貨物線、新幹線と一緒に首都高速湾岸線もまたぎます。高速を走っているとおなじみの東京港トンネルですね。



手前側は非常にきれいに整備されているようにも見えるがJR東日本の研修センターとなっているためで貨物線の整備ではないです。



写真左奥あたりがJR貨物の東京貨物ターミナル駅の広大な敷地となっており、本来は田町からくる東海道貨物線の向かうところでもあるわけなのですが、どのレールが行くのやら・・・・



今となっては貨物線より大井ふ頭にある新幹線の車両基地への行き来する新幹線のほうがよく見かけます。
16両の新幹線がのろのろと進む姿が見れるのはここだけかもしれません。



10年後この下を羽田空港へ向かう電車が走るのでしょうか？？


ちなみに帰り道、ここから品川へバスで出ようとしたらタッチの差で行ってしまい、さらに徒歩行脚を進め



運河沿いのモノレールを眺めながら



京急の青物横丁駅まで歩いてしまいました。久しぶりに疲れたけど、めちゃ充実した徒歩旅行でした。


そうそう。今回の羽田線構想ですが、北上するルートの場合は田町駅付近で東海道線（上野東京ライン）につなげる必要がありますが、東海道新幹線をまたいで接続する必要があり田町以北では用地的に難しそうであり、また新幹線の線路を移動させるなんてJR東海が許すはずもない 笑。
つまり、芝浦付近で高架か地下で東海道新幹線（大井車庫線も本線も）をまたいだうえで札ノ辻の陸橋の手前で着地させなくてはいけない。ここが一番の難工事になりそうです。

また残りの2ルートのうち、新宿方面は東京貨物タから大井町方面へのトンネルということでこれまた首都高の中環みたいな工事なので時間がかかりそう。千葉方面が先の設置可能な線路を敷いてメンテナンスの実施（南行きはすでにりんかい線の車庫行の線路あり）すれば対応可能で、一番早そうな感じです。